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  本当にあった愉快な話・恐い話・悲しい話・愚痴話(道南編)

01: 名前:がっつ名無し投稿日:2003/08/03(日) 23:05
あなたの話募集。本当にあった愉快な話・恐い話・悲しい話・愚痴話(道南編)

車通勤途中で下痢警告発生。 急いでトイレに行きたいが雪で渋滞。
五稜郭公園裏駐車場のトイレあることを思い出し、物凄いスピードで駐車場へ。
車から出てダッシュしてトイレへ。ぎりぎりセーフ!!!!

そして車に戻ったら、俺の車が衝突事故起こしていた。
どうやらAT車でギアがDに入れたままに無人発車したらしい。 いつもならエンジン切るが下痢だったので どのような状態で車に出たか思いだせん。
通勤渋滞の人たちから 視線が痛かった。

02: 名前:がっつ名無し投稿日:2003/08/03(日) 23:11
がっつ内容がかぶってますよ
http://ronso.biz/hakodate/bbs_ronso/mibbs.cgi?mo=p&fo=data&tn=0147&rn=100 [source] [check]

03: 名前:ぐわし!投稿日:2004/02/13(金) 14:13
小説 カブトガニ飼育委員会日記 つづきwww

馬蹄型の湾の東寄りに港があり、その東を東浜、西を虹ヶ浜と読んでいた。虹ヶ浜が夏には海水浴客でごった返す遠浅の砂浜であるのに対し、東浜は岩礁帯で大小いくつもの潮溜まりがあった。子供たちは潮溜まりのことを「潮(しお)プール」と呼んでいた。学校にもプールはあるのだが、プール授業の3回に1回はこの潮溜まりにやってきていたからであった。
潮プールの日はうきうきした。なんせ、ふだんは魚や雲丹のたくさんいる潮溜まりは高校生や中学生に独占され、小学生は近づくこともできなかった。学校の授業だとおおっぴらに遊べた。
学校と潮プールの途中にほとんどの子の家があったので、皆、やす(小型のモリ)や水中眼鏡を取りに行った。帰りにはその日の獲物を家に放り込んで帰った。のどかな古きよき時代であった。
(ちなみに、山の学校では川を半分せき止めて川プールを作っていた。ウグイや山女、川海老にさわがに・・・自然が手の中にありましたねぇ)

東浜の突き当たりは大きな一枚岩で終わっていた。これより先はその岩を登っていくか、泳いで迂回するしかなく、また、その先にも潮溜まりはあったが海蛇の巣が近いこともあり、釣り人すら近づかなかった。そこに忍者部隊月光の秘密基地と専用潮プールがあった。

三人は秘密の潮プールにカブトガニをそっと放した。
「まことちゃん、ヒラ星人は沈んで行ったね。うごかんね。死んじょるんかね。」
「じゃけぇ、はよ、食えばえかったんよ」
「うるさい、ケン太!」
その後、秘密基地で面子やベーゴマをやりながら時々のぞいてみたが、カブトガニはピクリとも動かなかった。
日も暮れてきたので、三人は後ろ髪を引かれつつも帰路についた。

翌朝、1時間早く起き、「めしはいらね」と叫んで、カブトガニの潮溜まりに急いだ。すでにタカシが来ていた。
「まことちゃん、ヒラ星人がおらん」
「おらん?うそつけ!」
が、昨日の場所はおろかその辺りをくまなく探したがカブトガニは見つからなかった。
「もっと沖のほうにいっちょるんじゃろ」
という声に振り向くと、水中眼鏡を持ったケン太がいた。
ときは5月の末である。いくら瀬戸内海といえども水は冷たい。ケン太は、うひゃぁ、どひぇぇと奇声を発しながら海の中に入っていった。
10分もしただろうか、少し沖合いの岩礁帯と砂地の境目あたりで、立ち泳ぎをしながらケン太が叫んだ。
「おったぁ」
タカシとおいらはすかさずフリチンになり、うひゃぁ、どひぇぇと奇声を発しながら海に飛び込んだ。

カブトガニは砂に半分潜っていた。

「おったねぇ」
「おった、おった」
「生きちょったねぇ」
「生きちょった、生きちょった」
人間興奮するとオウム返ししかできなくなるらしい。

その日、三人は大遅刻し、ツルにぶち怒られた。

>今日のおさらい
カブトガニは砂に潜る習性がある
ぶち=がっつり

04: 名前:たまの飼主投稿日:2004/02/13(金) 16:50
私もカブトガニに釣られちゃった^^;
ぶちきれるのぶちって・・・?

05: 名前:ぐわし!投稿日:2004/02/15(日) 12:57
>たまちゃぁん、いらっはい
ぶち=Veryで、副詞ではないかと思います。ぶちうまい、ぶちきれい(自信ない、現国赤点)
ぶちきれるはこちらの用法ではないかと思われますです↓

ぶち 【▽打ち】(接頭語)
動詞に付いて、その意味を強める意を表す。また、激しい勢いでその動作をする意を表す。
「―まける」「―明ける」
〔音便の形をとって「ぶっ」「ぶん」となることもある〕
ぶっとばす、ぶんなぐる

昨日、今日となんとなく筆がのらないんだよな(作家気取り

06: 名前:ねろねろ名無ささん投稿日:2004/02/16(月) 08:09
海がらみの描写が椎名誠の自叙伝を彷彿とさせますねぇ。
いいですねぇ。

07: 名前:たまの飼主投稿日:2004/02/16(月) 16:50
週末椎名さん読んでた^^
中国のWCの話が印象的・・・絶対に行かないと思う--;

なーんだ、カブトガニ・・・T-T クスン

ほうほう@_@お勉強になりますた、さすがは、ぐわ氏!

08: 名前:コソーリと名無ささん投稿日:2004/02/16(月) 17:00
>筆がのらないんだよな
あるある。そういう日。
そういう日に限って無理にカキコするととんでもないことになります^^v

09: 名前:ぐわし!投稿日:2004/02/16(月) 20:08
し、椎名誠風ですか
うれしいっす。大ファンです。椎名さんのドレイになりたいといつも思ってましたw
椎名さんに○んこや虫の話を書かせると絶品ですなw

あー、今日はいそがしかったんだな。
そろそろ編集長がきてどっかのひなびた温泉宿とかでカンヅメにしてくんないかなwww

10: 名前:ぐわし!投稿日:2004/02/16(月) 22:00
仕事、終わり、さーてと

それから、三人は毎日のように秘密の潮プールにいった。もぐって甲羅をつついてみたり、尻尾をつかんで砂から引きずり出したり。カブトガニがイソメ(ごかい)を食べているのも発見した。かなり気色悪かった。タカシのジーちゃんちが釣具屋なので切れて売り物にならないイソメをもらってきては潮プールにまいたりした。

その日も放課後になると3人そろって潮プールへ向かっていた。
「みんな、重大な発表がある」
ケン太もタカシも顔は向けない。
「忍者部隊月光を解散する!」
「はぁ?」
「今日からワシのことを『トシさん』と呼んでください」
「まことちゃんどっか打ったん?ワシいうてみたり、『トシさん』って呼べって・・・変ぞ」
「タカシ、ちゃう、ちゃう、まことちゃんは新撰組にはまったんじゃろ」
「そうじゃ、昨日の『燃えよ剣』をみんかったん?かっこえかったのぉ、栗塚旭の土方歳三。ビシュ、バシュ、ゲシュ、とりゃぁぁぁぁぁ」
「ちがうよ、まことちゃんは新撰組の旗が気にいっちょるんよ。『誠』じゃけーのぉ」
「うるさい!、ワシの虎鉄がお前の血をすいたがっちょる、たたっきっちゃる、ビシュ、バシュ、ゲシュ、とりゃぁぁぁぁぁ」
(実際は土方の愛刀は兼定で虎鉄は近藤勇の愛刀でした。まこと少年はなーんか勘違いをしてたんでしょうねぇ。)

そうこうしているうちに、一枚岩のところにつき、我先にとよじ登ったケン太が動かなくなった。人差し指を唇にあて、黙ってろと知らせる。我々もそっと登り岩陰から潮プールを見下ろした。
そこには、校長、教頭、担任のツルに混じって、おいらの天敵「田中由紀夫」がカブトガニをぶら下げていた。

>今日のおさらい
カブトガニはイソメを食う。

11: 名前:たまの飼主投稿日:2004/02/20(金) 10:16
続はぁ・・・作家氏気が乗らないのかなぁ
読者おるんやけど・・・

12: 名前:ぐわし!投稿日:2004/02/20(金) 10:28
す、すんません。ちょっと、本業が忙しくって・・・言い訳
う〜〜〜ん今日も昼は超急が氏なので・・・夜には絶対書きます

そういえば、カブトガニ飼育委員会の話に入ってないんですよね。
まだ、前フリなんですわ・・・関西人の悪い癖

13: 名前:ぐわし!投稿日:2004/02/20(金) 20:03
おいらが今の虹ヶ浜小学校に転校したのは小学3年生のときだった。それまで街中の華乃浦小学校に通っていた。人口6万の都市で最も古く最大の小学校だった。

あれは小学2年生の秋のことだった。

担任の石田先生♀は音楽が好きで、終わりの学活の後に歌を歌って帰るのが慣わしだった。その日、おいらは掃除のときからおしっこを我慢していた。掃除が終わり、学活が終わり、歌の時間になった。すでに膀胱は破裂寸前、半ズボンの上からオチムーチョをつまみ、もじもじもじもじもじもじもじもじしながら永遠とも思える最後の歌を歌っていた。この歌がねぇ、なぜか3番まであるのよ。
やっとおわったぁ!!!
この時、おいらは3分弱のきびしい戦いを終え、さあ、帰るぞと飛び立たんばかりのウルトラマンと同じ心境であった。
そして、水が弱点のジャミラをウルトラマンが手の先からウルトラ水流を出して倒したシーンを思い浮かべ「おいらもおもいっきりじょばばばばばばっと出してー」と思っていたかどうかは記憶にない。

「きおつけ」   ああ、運命の掛け声であった

日本人はこの号令をかけられると反射的にというか、パブロフの犬的にというか、その時がどんな状態であっても必ず、直立不動の姿勢になってしまうのであった。おいらは0.32秒ほどオチムーチョから指を離してしまった。ちょっとしみた。やばいと思い、0.12秒の早業でつかみにかかったその瞬間

「れい」

なぜなんだ!なぜ、状況もわきまえず「礼」をしてしまったのだ、まこと少年。ちみはすでに瀕死の土方歳三じゃったのじゃよ。ここまでよく戦った。ここで礼をしなかったとしても、だれもあんたを責めはしなかったじゃろうよ。
前屈折による圧迫が破裂寸前の膀胱に容赦なく襲いかかった。小学2年生のまこと少年に耐えられるはずはなかった。

異変にいち早く気づいたのは、隣の席の「田中由紀夫」だった。すでにおしっこが上靴を満たしあふれそうだった。
「まことがしょんべんもらしちょる」
教室中に響き渡る大声にクラスの全員がおいらを見た。時間が止まった。今でも夢に出てくるたくさんの目。目しか記憶にない。
0.002秒後、上靴をグッチャキュッチャ鳴らしながら廊下を走っていた。上靴はどこかで捨てた。家に帰ってすっぱだかになり井戸のそばで行水をした。それから3日間は仮病を使って休んだ。4日目、親に連れられて泣きながら登校した。

ご想像のとおり、おいらのあだなは由紀夫がつけた「おもらし君」になった。陰湿ないじめが続き、親に泣きついて母方の実家のある虹ヶ浜小学校に転校したのが3年生の春だった。

後日談
30も過ぎた頃だ、友人といっしょにとあるスナックに行った。そこには華乃浦小学校時代の友人「山本恵美子」がいた。しばらくたわいもない話をしていたのだが、恵美子が耳元に唇を近づけてきた。
おいおい、久しぶりに会ったからってちとはやすぎねーかぁ(デレデレ
「まことちゃぁん、もう、おもらししてない?あのとき後始末をしてあげたのは私なのよぉん」
酔いがいっぺんに醒めたのは言うまでもない(泪

その由紀夫が虹ヶ浜小学校に転校してきたのは5年生のときだった。
悪夢再開

>カブトガニがまったく出てきませんでしたが、この話を抜きにカブトガニ委員会の話はできまへん・・・きっぱし

14: 名前:たまの飼主投稿日:2004/02/21(土) 15:46
あらまぁ・・・・T-T

15: 名前:ぐわし!投稿日:2004/02/26(木) 19:33
翌朝、学活の時間にツルがっこんなことを言い出した。
「きのうなぁ、由紀夫が東浜の先でカブトガニを発見した。それも7匹もおった」
タカシのトーちゃんがあれからメス1匹、オス3匹追加してくれていた。
「カブトガニはのぉ、大変珍しい生き物でめったに見ることができん。校長先生とも話をして学校で飼育してみようということになったんじゃ」

あの時、結局、おいらたちは姿を現さずに退却したのだった。正確に言うと今にも飛び出さんばかりのタカシをおいらが押さえて引き下がってもらった。
「まことちゃんはなんで由紀夫が絡むとダメになるん?いっつもじゃのぉ」とケン太にもけなされたが、真実を語るわけにはいかなかった。
「たのむけぇ、ここはこらえてくれいの。今度なんかおごるけぇ」
「俺のヒラ星人が・・・」タカシは半べそ状態だった。

「そこで、6年生を中心に『カブトガニ飼育委員会』を作ることになったんじゃが・・・」
「はいはいはいはいはい、せんせー」
ツルのクラスでは発言をするときには手をまっすぐ上に、しかも耳につくように上げなければならなかった。
「なんじゃ、まこと」
「名前をつけたらいいと思います」
「今言おうとおもっちょたんちゃぁ、焦るな」
「ハイ、ヒラ星人がいいです」とタカシ
その瞬間、書記の沖久恵が怪訝そうな顔をしておいらをみた。しまった、第1回秘密会議がばれそうになったときにヒラ星人でごまかしたんじゃった。
「ヒラ星人???却下、他には」
クラスのみんながそれぞれ勝手に名前をいい、久恵が黒板に書きとめた。が、どれもこれといった決め手がないなぁと思ったとき、由紀夫が発言した。
「カブトーとニガトーがいいと思いまっす」
「カブトーとニガトー?」
ツルには理解できないらしい。おいらは反論のつもりで解説をしてやった。
「せんせー、それはのぉ、ヤンマーのヤン坊、マー坊みたいなもんにいね。カブトガニの前3つと後ろから3つ」
「ほぉ、そりゃぁ、グンバツ!オヌシやるな!決まったぜセニョール」
えーーーーーっと立ち上がったおいらの背中に
「まこと、ええじゃろ」
由紀夫の声じゃった。目が『ばらすぞ』と言っていた。
「だ、大賛成でっす」

今度はケン太とタカシの侮蔑のこもった視線に絶えねばならんかった。

>やっとカブトガニ飼育委員会が発足しました(ホッ


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