怪奇スポット |
- 103: 名前:かっことじ投稿日:2002/07/25(木) 01:16
- 一回二回じゃないんです。結構、頻繁に”コンコン”って鳴ってんですよ。
人間が車の窓を叩くような音ではなく、車体になにかがあたった乾いた音が、
必ず二回コンコンって聞こえます。たまに”コン”と、一回だけもありましたが、
ほとんど”コンコン”だったです。それが頻繁に・・・
彼女はというと、語らいが楽しいせいか気付いてない様子でした。
ちょっと天然が入ってるもんですからその為かもしれませんね。
私は風で小石が車にあたってんだろうなー、程度にしか思ってなかったんですが、
その気持ちの裏側では、その日まったくの無風だったことに気付いてました・・・
とにかくそれから晩ごはんを食べ終わった後も、彼女と談笑していたある時。また・・・
”コンコン”
今度は今までより大きな音でコンコンです。さすがの彼女も気付きます。
彼女「なに?今の音!?」
それからなにかを訴えかけるかのようにコンコンが鳴り止まないんです。
彼女「ねー、なんなのよー」
私「小石が当たってるんじゃないの?それかエンジンの音かも?
この前車調子悪いって言ってたじゃない」
あんまり怖がらせるのもどうかと思ったのですが・・・
私は霊体験をまったくしたことがなく、霊等に結びつけて置き換えるなんて
そんな器用な真似はできな人間です。
ですが、さすがにちょっと寒気が体に走ってるのが、その時はわかりました。
彼女「怖いからここから離れよ。」
賛成です。見ると彼女は今にも泣き出しそうでやばい雰囲気です。
私も今までなかった現象がおこって、やっぱりちょっと焦ってました。
早々に車を走らせ、私の車が停めてある駐車場へ向かいます。
ここで私は、ふと思いだしたんです!ある事に・・・
それは彼女とこうして逢う前、実は私の方が早くにも仕事が終わった為に、
彼女の仕事が終るまで待ち続けていた時のことです。
続く
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